Tuesday, December 31, 2013

10 Best Curry Of 2013 + more



気づけば年一更新(今年は2回!)の年間カレーベストも早4年目(昨年一昨年更にその前)。今年も備忘録がてらやっておきます。これまでと違って、今年は仕事の関係で出張が多く、地方のカレー(主に関西方面)を随分と堪能したものの、肝心の関東圏に関しては流石にペースが落ちてきて60軒弱。地方合わせて100軒くらい。関東圏の初訪の店限定はたぶん今年が最後になりそう。

アルカラム
TEL:048-949-6878
埼玉県八潮市中央1-8-10
営業時間:11:30~15:00 / 15:00~23:30
定休日:無休
味家
TEL:03-5944-5252
東京都豊島区上池袋1-9-5
営業時間:1130~15:00 / 18:00~23:30(L.O.23:00)
定休日:無休
カッチャルバッチャル
TEL:03-5954-5551
東京都豊島区南大塚3-2-10 林ビル2F
営業時間:18:00~24:00(L.O.23:00)
定休日:日曜日
シバカリー ワラ
TEL:080-9432-8200
東京都世田谷区太子堂4-28-6 2F
営業時間:11:45~14:30(L.O) / 18:00~22:00(L.O)
定休日:月曜日
Puja
TEL:03-3800-1636
東京都荒川区町屋3-2-1 ライオンズプラザ町屋B1F
営業時間:11:50~14:00(L.O) / 17:30~22:30(L.O)
定休日:水曜
なんどり
TEL:03-3800-6494
東京都荒川区西尾久7-29-9
営業時間:水~金11:45~14:00(L.O) / 17:30~20:00(L.O) / 土&祝12:00~14:30(L.O) / 毎月最終土曜18:00〜21:00
定休日:日月火
カラチの空
TEL:048-933-9888
埼玉県八潮市中央1-7-11
営業時間:11:30~23:30(L.O.23:00)
定休日:無休
カフェ・オーケストラ
TEL:03-3333-3772
東京都杉並区西荻南2-20-5 恵荘1F
営業時間:11:30~22:00 (L.O.21:00)
定休日:月曜(祝日の場合火曜)
Spice Bar Nico
TEL:03-3846-1211
東京都江東区高橋11-1 1F~2F
営業時間:土日祝日11:30-14:00 / 火〜日18:00-24:00
定休日:月曜日
ガネーシュ
TEL:045-306-7796
神奈川県横浜市金沢区能見台通8-5
営業時間:11:30〜15:00 (L.O.14:30) / 17:00〜21:30 (L.O.21:00) / 土日祝日は15:00〜17:00も営業
定休日:水曜日

以上10軒。例年とは違って、今年はネパール、ベンガル、南インド、北インドとちゃんとした民族料理の店が殆どで、いわゆる日本のカレーライスやジャンクっぽいカレーは皆無。こちらも例年通り順位みたいなものはないけど、ぼんやりと上から下へ〜みたいな感じで。今年もこの10軒にはギリギリ入らない美味い店も多かったけど、そっちも殆どどこかしらの民族料理か、その亜流です。

・今年、カレー関連の書籍で最も面白かったのは"Hanako For Men"のカレー企画だったんだけど、その中で特集を組まれていた八潮のカレー事情。気になったし、全然知らなかったので足をのばしてみたらとんでもない逸品に出会えた「アルカラム」。完全に現地と化した店内に日本人はおらず。運ばれてくるカレーは素晴らしすぎて言葉も出ない。久々に2皿頼んじゃうレベル。同じく「カラチの空」も相当です。プチ激戦区っぽいけど、まだまだ気になる店やメニューはある。

・ネパール料理の名店「味家」ですが、実は今年初訪。カレー、串、一品料理ととにかくクオリティ高い。恵比寿「ソルティモード」が実に好みのネパール料理なんだけど、ここのはもっと本格的。"呑めるカレー屋"としても使えるし、それ故珍しくカレー屋にしては0時近くまでやっているのも嬉しい。ママさんの人柄もスパイス的に楽しめる。

・"呑めるカレー屋"として、今年忘年会にも使わせていただいた「カッチャルバッチャル」。去年「ダバ・インディア」から派生した(巣立った)店のことを書きつつ、唯一行けなかったここがその中では一番好みだったかな。でも、何故か北インド。故に系列「グルガオン」の目玉でもあるチーズクルチャがあって、それが実に美味い。DNA、恐るべし。同じく「ダバ・インディア」のDNAとして「Spice Bar Nico」があって、こちらも同様に"呑めるカレー屋"。こっちの方が飲み屋感は強い。昼は週末のみ、そしてミールスのみ。夜はコースのみっていうハードル高め。

・あっという間に東京の人気カレー屋に仲間入りして、既に行列の日々の「シバカリー ワラ」。実は最初に行った時にカレーリーフがあまりにも口触り悪くて美味いのに残念に思ったものの、その後それも改善されたり、「Love India」で食った山登さんのカレーが絶品だったのもあっての再評価。

その他、都内唯一のベンガル料理が荒川で食える「Puja」、界隈では知らない人はいないんじゃ?っていうカレー業界著名人inaさんがオープンさせた、カレーと一緒に薀蓄も楽しめる「なんどり」、チャイ屋を始めようとしたものの、さすがにそれだけでは無理でカレーも始めた、という実に面白い経緯の「カフェ・オーケストラ」、「アジャンタ」のお味を能見台で!しかも、伝統に改良を加え…という「ガネーシュ」と、こんな10軒。

で、今年は(も)上記10軒に入らなかったものの、平均値がとても高くなんども入れ替えを繰り返した次第で、その中でも印象的な店を幾つか。立川の駅前で実にちょうどいい感じの南北インドカレーを食わせてくれる「Rainbow Spice」や、説明不要の名店且つ高級店ながら、そのランチバイキングの各料理のクオリティで庶民にも最高最高をお届けの「ニルヴァナム」、最近多いランチのみの間借り形態でお袋さん的スリランカカレーを食わせてくれたものの、残念ながら間借りの関係で(一旦?)閉店となった「ディラーニさんのスリランカカレー」、今度は系列の「グルガオン」からの独立シェフまでもが!と、ただただ感心してしまうクオリティの「ダバ・インディア」DNAの最新鋭「ディラン」、今年のカレー食い納めを、現地感と人柄で最高のものにさせてくれた「アチャラナータ」、紅茶といえばセイロン、セイロンといえばカレー、てことで紅茶専門店がカレーを出すことは多いものの、こんな独創的且つ美味いカレーを出す紅茶専門店は初めてだった「セイロンドロップ」辺りが鮮明に記憶に残っている。




あと、今年はイベント?と呼べるほどではないにしろ、去年のリベンジが出来た 「Love India 2013」やら、既に(随分と規模縮小して)復活済みだけど、休業前に「デリー 東京ミッドタウン店」でやっていた、まさかのデリーのカレー食い放題、東京No.1カレー「Spice Kitchin」に迫る勢いで揺るがない名店になってきている「砂の岬」の限定ミールスなんかも食えたので、オマケ的に。正直、今年一番の衝撃は「砂の岬」のマドラス・チキンだったかもしれない。元々美味い店だとは思っていたけど、あんなチキンカレーを食えるとは思わなかった。自分含め休みがちで嘆いているファンも多いと思うけど、修行の成果はハンパなもんじゃないので、足繁く通いましょう(自分への戒め)。

10 Best Movies Of 2013 + more


カレーのついでに、備忘録がてらグダグダと毎年やってる今年観た映画の至極個人的ベスト10本もやっておきます。今年は120本の大台に乗れるかな?と思ったけど、110本程度で残念ながら届かず。残念ながら年内に「かぐや姫」は観れず。

  舟を編む
ジャンゴ 繋がれざる者
クロニクル
ゼロ・グラビティ
わたしはロランス
ランナウェイ 逃亡者
横道世之介
プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ
パシフィック・リム
キャビン
今年は「ジャンゴ」で決まりかと思ってたけど、色々考えて一番良かったな、と思ったのは「舟を編む」でした。石井監督、個人的に殿堂入りです。「ジャンゴ」はもう文句ナシ。ヴァルツさん、レオ様も最高でしたが、何よりジェイミー・フォックスで良かった。タラのラストは去年のコリン・ファースに続く今年のベスト・オブ・死に様。もう玉石混交過ぎてPOVはどちらかと言うと否定的ですが(今年も「エンド・オブ・ウォッチ」が全くダメだった)、POVについてまわる"低予算"且つ、あの如何にもなトレーラーながら見事に期待を裏切って最高だった「クロニクル」。まさか空まで飛ぶなんて!ドラゴンボール的世界観最高。「ゼロ・グラビティ」は内容云々よりも(IMAXで鑑賞の場合)"新しい体験"に近い感覚。紆余曲折あって決まったサンドラ・ブロックもとてもナイスでした。色気もないし、無駄なタフさもない。当初候補に挙がっていたアンジーじゃ、あんなにオロオロしないでしょう(笑)。「ゼロ・グラビティ」とは全然違うベクトルで映像的に素晴らしかった「わたしはロランス」。あの母にフィールした人、多数。

 去年の「声を隠す人」に続きレッドフォードがまたしても傑作を監督した「ランナウェイ 逃亡者」。近年、9割り打者くらいにハズれのない男=リチャード・ジェンキンスさんも出てます。吉高由里子さんのハマり役っぷりが素晴らしかった「横道世之介」、上記「クロニクル」と共にデハーン君の好演っぷりと、冒頭のバイクのとこでグッときた「プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ」。2組の親と子、2世代が二部構成で撮られてるのも面白かった。日本のSF、怪獣、戦隊系ファンを虜にしたどころか軽くお祭り状態にもなった「パシフィック・リム」、ありがちな設定をとんでもない逸品に仕上げた「キャビン」と、これで10本。こちらにもリチャード・ジェンキンス氏、出てます。 

次点(多すぎですが)として、いい意味で思いっきり期待を裏切られた(思っていた映画と全然違った)「フライト」、スポ根ファン号泣必至の「ハナ 奇跡の46日間」。ペ・ドゥナさん最高。ツイッターのTLで一部絶賛だった「恋の渦」は無名の方ばかりで繰り広げる、ギャル、ギャル男のライトなドロドロ群像劇。実に笑ったし、そのクセやたらリアル。トー先生は今年「奪命金」と「名探偵ゴッド・アイ」の2本を観たけど、「MAD探偵」でノリきれなかった自分としては割りととっ散らかって色々回収しないものの、ラウチン兄貴大暴れな前者がダントツで好み。この後「MUD」、「Dullas Buyers Club」と楽しみなのが既に2本控えているマコノヒーと、今回のストーリーの大本にもなっている本人=チャニング・テイタムのストリッパーっぷりを存分に堪能出来る「マジック・マイク」、祝!パク・チャヌク、ハリウッド・デビューにして個人的にワシコウスカ嬢のベスト作品とも言える「イノセント・ガーデン」、去年(正確には2009年だけど)のベスト、「預言者」超えとはならなかったけど、こちらも素晴らしかった同じくジャック・オーディアールの「君と歩く世界 RUST AND BONE」、所謂"大衆映画"の中では今年「ワイルド・スピード」と並んで楽しめた、アイゼンバーグとハレルソンの「ゾンビランド」組がまたやってくれた「グランド・イリュージョン」辺りが次点。 

最後に、今年も結局劇場に極力行くようにしたので、数はそれ程観ていないものの、DVDスルーや劇場見逃しなどで面白かったDVDを幾つか。アイス・キューブの"Fuckin〜"も悪いクセになる、チャニング・テイタム x ジョナ・ヒルの「21ジャンプストリート」のリメイク、マイケル・シャノンのクズ過ぎる刑事役も最高なJGL主演の「プレミアム・ラッシュ」、どちらも劇場を逃したことが悔やまれる「みなさん、さようなら」と「ジャッジ・ドレッド」特に後者は去年の「ザ・レイド」とほぼ同じ作りながら、未来の薬物="スローモー"の描写なんかも含め、でかいスクリーンで観たかったな、と。 

さて、ダラダラと書きましたが、来年こそは120本(月10本)目指そうとか思いつつ、実はハズしを減らし、精度をあげていきたいな…とも思っていたり…。