ひたすら待たされた「Where The Wild Things Are」を
ようやく見ることが出来た。以下ネタバレなしの感想を。
とにかく良い映画だった。原作に対しても思い入れがある分、
とても大きな期待の反面、不安もあったのだけど、Spike Jonzeは
決して裏切ることはしなかった。原作の持つ言葉少なな世界も
あの言い切らず、各々に託したラストも変えられていない。
但し、矛盾だろうがとても忠実に、そしてたった40ページの話が
どんどん幅を広げてとてもオリジナルな映画になっている。
この映画に説明はなにもない。伝わるべき部分はそれでも
キチンと伝わるし、見るものに託した部分はそのままで終わる。
でも、これを見た大人はみんな、それぞれが同じようなものを
持ち合わせていて、それをフラッシュバックさせればいい。
だから、感じ方も十人十色だろうし、それでいいはず。
そう、これは紛れもなく大人が幼少期を振り返る映画だと思う。
実家に帰って、もう一度原作を読もう。そしてもう一度劇場に…。
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